小さなブラシ

ブラシで難しいのが小さな物ですね。毛先に有効に働いてもらうにはある程度毛丈が無いといけませんのでその分だけがシャフトが細くなったり、台部分薄くなったりします。限界があるのでご相談下さい。

耐熱ブラシ

現在一番問い合わせが多いのが耐熱関係だと思います。かなり熱を持った所でのブラシ使用は多いです。通常はシャフトに巻きつけるチャンネルブラシでの製作が多いですが樹脂台での製作もあります。

また耐熱繊維は特殊溶剤等に強いですので金属が使えないような環境での製作も可能です。

手植え糸まで特殊繊維で植毛、金属一切使用していません。

はたくブラシ （叩きブラシ）

これはまた特殊なブラシです。

はたき目的でもブラシは使われいます。たとえば納豆容器の溶断切断時に強制的にブラシで叩き、再溶着を防いだり、または紙加工分野ではかなりの部分でこの叩く目的でのブラシが使われています。

ふさぐブラシ

ブラシとしての用途というよりも遮蔽したり、上手に飛び跳ねを防止したりする目的で使われているブラシを紹介します。通常円形の物はチャンネルブラシで製作する事が多いですが、弊社ではあらゆる事例に対応したブラシを製造しております。写真だけですが参考にして下さい。

電気を通すブラシ 徐電ブラシ

ブラシの毛先を電極代わりに使う用途は昔からありました。
ほとんどは細い金属線でなぞり静電気等を逃がす用途ですが、偶にはそれでピンホール検査用のブラシ等も製造しています。

金属線が使えないような状況ではここにあるような特殊化学繊維、徐電繊維や、通電性のある繊維を使う事になります。
欠点としてはまず高価、そして線径の種類が少なく中々合致した物を作るのが難しい事です。

 ＳＵＳシャフトに徐電繊維サンダロンを巻きつけたもの。現在では一般的になりましたが毛を接触させると耐久性が有りません。（母材がアクリル繊維為）　毛材線径　0.075㍉のみ

通電性樹脂台（MC501CD　R6）に通電性の東レナイロンモノエイトを植毛した物。
樹脂台高価ですので支給して下さい。毛材線径　0.15㍉　0.3㍉のみ

ブラシとしての用途よりもむしろクッションとして

ブラシの基本的な用途としては毛先で擦り埃をはらったり汚れを落としたりですが、それ以外の用途でも使われています。

それは毛の持つ弾力性を使いクッション材、ガイドとしての役割です。

一例を写真で示します。

ほとんどが物がつぶれないようにとか、傷を付けない用途として使われています。

二割ブラシ 半割ブラシ

工業ブラシはどうしてもシャフトが回転する事が多いので取付け部がベアリング、ピローボールでの固定が多くなります。頻繁にブラシを交換しなくてはならない用途やメンテの為、個人のお客様が交換する等の場合は半割ブラシは有効です。シャフトを外さなくてもブラシ交換が出来ますからね。但しブラシ単価は高くなります。

半割ブラシ　精密洗浄分野タッチパネルガラスやマスク洗浄で使われます。

食品機械の分野で使われています。頻繁な取り外し洗浄や交換に楽な仕様です。
抜毛を嫌う為、手植えです。

食品産業で使われる色付毛材

異物混入の観点から毛材にも目立つことが要求され、近年では色付毛材を使用することが多くなってきています。多品種の在庫がございますのでご相談ください。